私は日本で暮らす外国人の方のために入国管理局への在留資格(ビザ)の申請や相談に多数応じています。
その中での最近特に多いのが、「いわゆる『難民ビザ(refugee)』といういわれてる」方からの相談が多数寄せられています。また、同じような業務を取り扱っている同業者からも、同様のお話を聞くことも多いのですが、その中で特に感じることは、制度や現行の取り扱いに関して、誤解や誤った情報を信じてしまって結果的に不利益な状態になっていたりトラブルになっているようなケースも多くみられるということです。
また、この分野に経験の浅い同業者の方も適切な対応方法が分からずにいる場合もあるようです。
そこで、この講座では、日本の入管政策の中でも社会的に関心の高くなっている難民認定の取り扱いについて、入管業務の実務者の立場から、実際に多くの相談を受け実務に関与している中で実際に感じたことを踏まえながら、わかりやすく解説をしてゆきます。
この講座を受講することで、実際の難民認定の制度について一般に言われていることの誤解と実際の運用との違い、そして新しく見直されてきた今後の運用について知ることができます。
実務を踏まえた正確な知識を習得することで、今後の正しい対処法を知るきっかけとなります。
入管業務を取り扱う行政書士の方は、この分野で更に深い知識を得ることができるので今後の業務に役立てることができます。難民認定申請中の方を採用しようとしている事業者の方は正確な知識を得ることでリスクの回避ができます。友人知人に難民認定申請中の方がいる場合は正しい知識が得られることにより、よりプラスな対応が可能になります。